NIKKEI
http://www.nikkei.co.jp/seiji/20060819e3s1900e19.html
「参院のドン」民主にも誕生の予感?
政治部・河野俊(8月21日)
9月の党代表選で小沢一郎氏の続投が確実となり、民主党内の関心は早くも来年夏の参院選に集中している。小沢氏は参院選で与野党逆転を果たし、政権交代へのステップにしようと背水の陣で臨む構え。その大一番を控え、参院民主を束ねることになったのが輿石東会長だ。
「参院のことは全部輿石さんに任せる」。参院絡みの相談や報告が持ち込まれた時、小沢氏はこう答えることが多いという。7月上旬の訪中時にも菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長とともに輿石氏を伴うなど参院側への気配りを欠かさない。小沢氏らしからぬ配慮の裏にあるのは参院の「数」だ。
昨年の郵政解散で衆院側の議席数は自民党の3分の1に落ち込んだ。しかし、参院での自民との議席差は約30。与党が15議席減らせば、与野党逆転となる状況だ。参院選勝利→国会審議で攻勢→衆院解散→総選挙に勝って政権交代。小沢氏の描くこのシナリオが実現するかどうかは参院選次第であり、輿石氏の采配に負うところが大きいというわけだ。
輿石氏が参院会長に就任したのは通常国会閉会直前の6月半ば。江田五月前会長や北沢俊美元幹事長ら数人が会長選立候補に意欲を示すなか、当時幹事長だった輿石氏は一歩身を引いていた。
ただ参院内では輿石氏での一本化を望む声が大勢に。角田義一副議長が「北沢会長、輿石幹事長」を念頭に調整に乗り出す場面もあったが、輿石氏の推薦人は50人を超え、所属議員の6割に達した。小沢氏も「次期会長は輿石さんに」と周辺に漏らし、結局は輿石氏の無投票当選となった。
民主党には寄り合い所帯との批判がつきまとうが、参院側は輿石氏ら旧社会党系や旧民社党系の力が強く、参院のベテラン議員も「一枚岩で安定している」と語る。結党以来、ポスター張りから支援者回りまで所属議員の選挙活動を全面的に支えてきたのは労働組合であり、その組織内候補を多く抱える参院民主は、党内で強い発言力を保ち続けてきた経緯もある。
日教組出身の輿石氏をある党幹部は「いざというときは歯に衣(きぬ)着せぬ率直な物言いをするが、バランス感覚があって敵は少ない。教育現場を経験しているからか人を引き付ける魅力も安心感もある」と絶賛。ベテラン組の協力を得られずに党運営で苦労した前原誠司前代表も「輿石さんはいつも私を支えてくれた」と振り返る。
輿石氏は執行部人事でも旧民社党系の今泉昭氏を幹事長に据えるなど党内均衡に心を砕いた。国会の駆け引きを通じ、参院自民党の青木幹雄議員会長や片山虎之助幹事長らともパイプを築いた。徹底した気配りと党内外の幅広い人脈。その姿は「参院のドン」と呼ばれ、小泉純一郎首相を支えてきた青木氏と重なる。
参院民主にも直面する課題は多い。衆院からのくら替え組と参院生え抜き組のあつれき、党内左派が「極端に右寄りになっては」と懸念する党の基本政策とりまとめなどだ。こうしたハードルを乗り越え、参院選で躍進できるか。民主版「参院のドン」への道は、これからが正念場だ。
我が(笑)産経の阿比留記者は輿石氏について、こういうブログ↓を著されています。同じテーマで記事も執筆されています。
「命がけの告発と民主党」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2814/)より
>山梨では教員と教員OBを対象に、輿石氏の選挙のために定期的に半強制的な資金カンパ(校長3万円、教頭2万円、一般教員1万円と額まで指定)が行われていること。山教組の組織率は95パーセントにも達しており、県教育委員の半数も山教組出身者が占めているため、組合には一切さからえないこと。教員による輿石氏の後援会入会カード集めや電話作戦、ポスター張りがノルマ化され、こうした選挙運動を拒否すると昇進できないうえ、僻地に飛ばされること。
>「恐怖政治みたいなもんですが、山教組は山梨では一番の政治力を持つ労組。だれもさからえないし、地元紙や地元テレビはこうした事実は一切報じない。産経さんしか頼りになるところがないんです」
>「思い余って地元の警察に『違法選挙ではないか』と相談にも行きました。だけど、『組合活動のことだから』と相手にしてもらえませんでした」
「命がけの告発と民主党2」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2843/)より
>山教組の違法な活動の実態や、輿石氏とのかかわりは甲府支局の多大な努力もあり次々と明らかになっていきました。山教組の関連団体の教頭会が甲府市教育委員会の施設でカンパを集めていたこと、山教組の政治団体である県民主教育政治連盟(県政連)が平成15年12月のカンパを政治資金収支報告書に記載していなかったこと(後に甲府地検により立件されました)、平成8年の輿石氏が出馬した衆院選時には、公立中学校内で選挙対策会議が開かれていたこと、山教組幹部の4割以上が、県教委の要職に登用されていること‥etc
>「以前は輿石氏は授業中に学校にやってきて『選挙をよろしく』と言って回った。教員たちは授業を放棄して集められたこともあった」
>甲府市議会の会議録にも残っています。平成元年6月のもので、質問者の加藤市議は「教員の勤務中に輿石東氏が労組役員を同行して学校を周り、授業を中断させて、子供たちに自習をさせ、教員を職員室に集め、教頭、分会長に『選挙をがんばろう』と言わせること。候補者(輿石氏)自身もあいさつすること、在住者会という名目で選挙対策の会議を学校で行うということ、公共施設である職員室や校舎内に候補の選挙ポスターを掲示することなどです。特に授業を15分から20分も中断させて、教員を職員室に集めることについては、父兄から子供や教育を犠牲にするものとして強い怒りの声が上がっています」と指摘。
「命がけの告発と民主党3」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2860/)より
>甲府市内で開かれた山教組甲府支部定期大会に出席した輿石氏は、「生涯、山教組の組合員でありたい」と強調しました。また「来年は知事選や各種選挙がある。私たちは教育と子供を大事にしてくれるか一本の物差しで支持もし、不支持もする」と積極的な政治活動を呼びかけています。現在、山教組は表立っては政治活動を控えていますが、この言葉を聞いたある教員は「山教組は間違いなく、また選挙運動をする」と感想を漏らしました。
>輿石氏自身は自分の主張や行為を正しいと信じているのかもしれません。そうであるなら、自身の選挙をめぐって24人の教員らが懲戒処分などの処分を受けても反省を示さないのも、自身の腹心が罰金命令を下されても「関係ない」と言い張るのも、あるいは仕方がないのかもしれません。しかし、民主党の姿勢はどうなのでしょうか。政権を狙う政党として、このまま日教組のやり方にすがり続けていいのでしょうか。
>輿石氏の山教組の先輩にあたる元県教職員互助組合理事長(故人)は、私の取材に対し、「輿石は私が育てたようなもんだが、いつのまにか偉くなって、指導してくれる者が周囲にいなくなったからああなってしまった」と嘆息していました。
こういうことを日経の河野俊記者は知っているのでしょうかね?
知らないなら記者としては無能だし、知っててネグっているのであれば記者の資格はありませんね。


by tom-h
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